訪問リハビリ
理学療法士・作業療法士・言語聴覚士が運動機能の維持をサポート。
歩行訓練、体力づくり、退院後のフォロー、日常動作の改善など、生活の「できる」を増やします。
栄養×運動を踏まえたアプローチで、前向きな暮らしを支えます。
日々の栄養変化が暮らしに与えるもの
高齢者の不調は、表面的な症状だけでは判断しにくく、背景には栄養の偏りや食欲低下が隠れていることがあります。食べる量が減ると体力が落ち、外出や動作の機会が少なくなり、さらに筋力が低下するという負の循環に入りやすくなります。えいどう訪問看護ステーションでは、日々の食事内容を確認しながら、体の状態に合わせた無理のない改善方法をご提案しています。食べ方の工夫や簡単に取り入れられるメニューの助言など、小さな変化が安心につながるように寄り添いながら支援します。
自宅で無理なく続けるリハビリの考え方
入院中と比べて自宅では動作が限られ、気づかないうちに運動量が大きく低下します。立ち上がる回数、階段の使用頻度、歩く距離など、日常の積み重ねが体力に大きく影響します。当ステーションでは、生活動作をそのままリハビリとして活用し、筋力の維持や姿勢の改善、転倒防止につながる取り組みを行っています。無理な訓練ではなく、本人が続けられる方法に重きを置き、毎日の動きを丁寧に確認しながら調整します。自宅という安心できる環境で習慣化できるリハビリは、回復後の自立にもつながる大切な支援です。
退院直後の不安を軽くする在宅サポート
手術や入院を終え、自宅に戻る時期は最も不安が大きくなるタイミングです。「どう動けばいいのか」「痛みの程度は問題ないのか」「何に気をつければ良いのか」といった疑問が尽きません。股関節手術後の姿勢の角度や、動作ごとの注意点など、退院後には専門的なポイントが数多く存在します。えいどうでは、主治医の指示を踏まえ、本人の生活リズムに合わせて動作方法を丁寧に説明し、必要な訓練を無理のない範囲で進めていきます。「自宅でも大丈夫」と感じられるよう、回復の段階に合わせた見守りと調整を確実に行います。
独居の方を支える“気づき”の訪問ケア
遠くに住むご家族が最も気にされるのは、ひとりで暮らす高齢者の“日々の変化”です。食事量の減少、睡眠リズムの乱れ、歩く距離の減少、ちょっとした怪我や不調など、小さな変化が大きなトラブルへつながることがあります。当ステーションでは、生活背景を理解したうえで必要なチェックを行い、変化があれば早期に対応します。認知症の方には生活リズムの調整や見守りを行い、本人の不安や孤立感にも丁寧に寄り添います。ご家族にとっても“自宅で問題なく暮らせている”という安心感をもたらす存在でありたいと考えています。
栄養・運動・生活を結びつけた多角的ケア
「えいどう」の名前には、“えい(栄養)”と“どう(運動)”という2つの視点を組み合わせ、生活全体を支えるという考えが込められています。実際の訪問では、食事内容、身体の使い方、睡眠の質、薬の飲み方、家の環境など、複数の要素が複雑に絡み合って体調が変化するため、単一の支援では改善が難しい場面も多くあります。私たちは、栄養指導と運動サポートを軸に、生活習慣全体を見渡したうえで必要なケアを組み立てます。「前より動きやすくなった」「気持ちが軽くなった」といった変化を積み重ね、在宅生活の質を高める支援を続けています。







